空気の中を飛んでいるもの全部を、まとめてWi-Fiだと思っていませんか。
この記事で得られる視点
- Wi-Fi・4G・電波の関係を入れ子構造で捉える見方
- 「Wi-Fi につながった」と「インターネットにつながった」の違いを見分ける感覚
- 家の中の通信と外の通信を別物として整理する視点
いま何を扱うか
この記事では、空間を伝わる信号と、その信号をどう使うかの決まりを分けて見ます。道路のたとえも使いますが、まず本来の役割を短く押さえます。
扱うのは次の3つです。
逆に、周波数や通信規格の細かな数字までは扱いません。
まず「電波」って、何の土台なんだろう?
まずは、電波そのものを見ます。
電波 は、空間を伝わる電磁波の一種です。通信では、その波の変化に情報をのせて、離れた場所へ届けます。
道路のたとえで言えば、電波は空を通る道に近いものです。ただし、道があるだけでは、どの順で送るか、だれあてに送るか、届いたかどうかまでは決まりません。
そこに重なるのが 通信 の決まりです。
だから「電波」と言うときは空間を伝わる波を、「通信」と言うときはその波をどう使って情報をやり取りするかまで含めた話をしている、と分けると整理しやすいです。
Wi-Fiと4Gは、どこが同じでどこが違うの?
次に、道路の使い分けを見ます。
Wi-Fi は、家や学校や店の近くで使う無線通信の規格です。電波を使いますが、電波そのものの名前ではありません。
近い相手どうしが順番よく話すのが得意で、入口にはたいていルーターがいます。
4G や 5G は、携帯電話会社が広い範囲に用意しているモバイル通信の規格です。
どちらも電波の上に乗っていますが、だれが道を整えているか、どれくらい遠くまで届かせたいかが違います。
「Wi-Fi につながった」ことと「インターネットにつながった」ことが同じではないのは、その先で別の道路へ合流するからです。
家の中の通信は、どうやって外へ出ていくの?
最後に、家から外までをひと続きで見ます。
スマホが Wi-Fi で通信すると、その信号はいったん家のルーターへ届きます。
ルーターは、家の中の近い道路と、外へ続く大きな道路のつなぎ目を受け持っています。
そこから先で光回線やモバイル回線へ乗りかえ、ようやく世界につながる インターネット の網へ出ていきます。
家の中の通信と、世界全体の網は一枚ではありません。
短い道から長い道へ乗りついでいく形だと分かると、言葉のちがいがかなり見えやすくなります。
つまずきやすいところ
- Wi-Fi と電波を同じ意味だと思ってしまうが、電波は道で Wi-Fi はその使い方の決まり
- 4G とインターネットを同じものだと思ってしまうが、4G は外へ出る手段で、インターネットはその先の大きな網
- ルーターがインターネットそのものだと思ってしまうが、実際には家の中と外をつなぐ橋わたし役